NUnit で実行するテストを変更する (GUI 編)

NUnit でテストアセンブリ内のテストケース全て実行すると遅い等の理由で、一部のテストケースしか実行したくないという事があると思います。
これも、CUI/GUI どちらでも出来ます。まずは GUI から。
GUI の場合はテストケースの実装に Category 属性を仕込む必要があります。

using NUnit.Framework;

namespace ClassLibrary1
{
  [TestFixture]
  public class Class1Test
  {
    [Test]
    public void Multiply1()
    {
      Assert.AreEqual(4, new Class1().Multiply(2, 2));
    }
    [Test]
    [Category("B")]
    public void Multiply2()
    {
      Assert.AreEqual(4, new Class1().Multiply(2, 2));
    }
  }
}
using NUnit.Framework;

namespace ClassLibrary2
{
  [TestFixture]
  [Category("Slow")]
  public class Class1Test
  {
    [Test]
    [Category("A")]
    [Category("C")]
    public void Add1()
    {
      Assert.AreEqual(3, new Class1().Add(1, 2));
    }
    [Test]
    public void Add2()
    {
      Assert.AreEqual(3, new Class1().Add(1, 2));
    }
  }
}

Category 属性を使って、テストクラスやテストメソッドに名前を付けています。GUI の場合は、この Category を選んで実行する事が出来ます。
1.NUnit を起動し、テストアセンブリを指定します。

2.左側の Categories タブを選択し、テストしたい Category を選択します。

※一番したの Exclude these categories にチェックを入れると、選んだ Category 以外が対象になります。
3.Tests タブに戻ると、「選ばれなかった」 Category のテストは、ハイライト表示になります。

4.実行すると、選択した Category のテストだけが実行されます。