Pex で使われている属性を調べてみた - PexClassAttribute - お だ のスペース の続きです。
今回は、PexAllowedExceptionFromTypeUnderTestAttribute について調べてみました。
PexAllowedExceptionFromTypeUnderTestAttribute
Allowing Exceptions
Namespace は Microsoft.Pex.Framework.Validation です。
PexAllowedExceptionFromTypeUnderTestAttribute 自体のページは、URL が変わったのか、未だ作成されていないのか、存在しません。
この属性は、Pex 実行時に予想されている(発生しても良い)例外を指定する属性の様です。
生成されたテストには「ExpectedException」が付くようです。
PexAllowedExceptionFromTypeUnderTestAttribute だと、PexClassAttribute で Type Under Test に指定した型から、例外が発生する事が予想されていることを示す属性の様です。
コンストラクタでは、allowedExceptionType と acceptExceptionSubtypes を指定出来ます。
allowedExceptionType：必須です。名前の通り、許可する例外の型を指定します。Null を渡すと ArgumentNullException が発生します。
acceptExceptionSubtypes：任意です。これも名前から察しがつくように、allowedExceptionType で指定した例外の型のサブクラスも許可するかを指定します。これを指定する場合は、true を設定しろと書かれていた*1ので、デフォルトは false(サブクラスは許可しない) になっているようです。
この例外を指定する属性は、他にも適用対象を取れるようです。
PexAllowedExceptionAttribute：どんな場合でも例外を許可する
PexAllowedExceptionFromAssemblyAttribute：指定したアセンブリから発生した例外は許可する
PexAllowedExceptionFromTypeAttribute：指定した型から発生した例外は許可する
PexAllowedExceptionFromTypeUnderTestAttribute：今回のやつ。PexClassAttribute で指定した Type Under Test の型から発生した例外は許可する
PexAllowedContractRequiresFailureAtTypeUnderTestSurfaceAttribute：PexClassAttribute で指定した Type Under Test の型で、Contract で 設定した Required(事前条件)違反 を許可する？(原文：allows a precondition violations on calls at the surface of the type under test.))※訳は自信無いので原文載せてます
*1:Visual Studio から定義へ移動で表示されたソース内のコメント
