Windows Azure Tomcat Solution Accelerator の環境構築 & Groovlet が動いた!

Windows Azure で Tomcat 動いた! - お だ のスペース で書きましたが、Windows Azure Tomcat Solution Accelerator - Home の環境構築から Azure にデプロイ迄を書きます。
といっても、すごく簡単なんですが…。

前提条件として、Microsoft Download Center はインストールして下さい。
※私の環境には、VS2008 や、Microsoft Download Center が入っていますが、無くても多分動くと思います。
まず、Windows Azure Tomcat Solution Accelerator をダウンロードします。私の場合は、Windows Azure Tomcat Solution Accelerator (x86) をダウンロードしました。
次に、403 Forbidden Tomcat 5.5 をダウンロードします。※ドキュメントには 5.5 以上と書いていました。
さらに、JRE 1.6 をダウンロードします。※ドキュメントには 1.5 以上と書いていました。
それぞれを、インストール・解凍します。


Windows Azure SDK をインストールした際に、一緒にインストールされる、Windows Azure SDK Command Prompt を実行します。※PATH に Windows Azure SDK の bin が通っていたら、通常のコマンドプロンプトでも大丈夫です。
Windows Azure Tomcat Solution Accelerator をインストールしたフォルダまで移動し、Packme.cmd を実行します。

すると、Tomcat のパスを求めてくるので Tomcat パスを入力します。

入力すると、Tomcat のファイル一式をコピーします。続いて JRE のパスを求めてくるので、これまた JRE のパスを入力します。

その後、Azure のパッケージを作成する処理が走って完了します。

Packme.cmd が終了すると、Windows Azure Tomcat Solution Accelerator をインストールしたフォルダ に Tomcat.cspkg というファイルが出来ています。
これを、Azure にアップロードすれば動きます。


とりあえず、ローカルで動かす場合は、Runme.cmd を実行して下さい。※これも Windows Azure SDK Command Prompt か、Windows Azure SDK の bin が PATH に通ってあるコマンドプロンプトで実行します。
実行すると Development Fabric が起動し、暫くすると Tomcat が立ち上がります。ブラウザから localhost にアクセスすると、Tomcat のページが表示されます。

Tomcat にのせるアプリが無かったので、Groovy イン・アクション に載っていた Groovlet を試してみました。

Groovy 動いてますね!Azure 上には未だ Upload していませんが、ローカルでは動きました。


Tomcat にファイルを追加/修正したりして再度パッケージしたい場合は、Windows Azure Tomcat Solution Accelerator のインストールフォルダ\TomcatWorkerRole\tomcat\bin\startup.bat が無ければ再度 Tomcat のパスを聞いてくるので、
Windows Azure Tomcat Solution Accelerator のインストールフォルダ\TomcatWorkerRole\tomcat フォルダを一旦消したら大丈夫だと思います。
それか、Windows Azure Tomcat Solution Accelerator のインストールフォルダ\TomcatWorkerRole\bin\Release の tomcat フォルダを直接触るかですね。